De & CO Photography

De & CO Photography

「一人ひとりが、アーティスト」

フォトグラファー

木下 令

神戸店 店長 入社3年

MEMBER PAGE

趣味を仕事に

なぜカメラマンに

実は、デコルテに入るまではプロではなく、趣味でずっと写真を撮っていました。しかも人はあまり撮らずに、飛行機が好きだったので飛行機の写真ばかり撮っていたんです。だから面接のときも持っていく写真が飛行機しかなくて(笑)。プロのカメラマンとして撮ったのも、こんなに人を撮るのも、ここが初めてです。

その前は広告や建築業界で働いていました。屋外の広告、例えば看板をデザインから施工までする会社。そのときのお客さんは広告代理店が多くて、某大手代理店に出稿したりしていました。そういう仕事の営業をやっていたんです。で、休みの日に趣味で飛行機写真を撮る生活。転職のきっかけはいろいろあったんですが、ずっと写真を撮りたかったし、「今しかない」って感じで飛び込みました。

なぜデコルテに

応募するきっかけはホームページ。当時スタッフ皆の顔写真が出ているページがあって、それを見て、なんかいいな、って思って。作品の写真を見て「他のスタジオと違うな」と感じて応募しました。そのときは特に募集もしてなかったんですが、「ちょっとやりたいです」って履歴書持って行って、それで今に至っています。

ブライダルに興味はありましたか

入社前のイメージですが、ブライダルは“毎日めっちゃ写真が撮れる”というイメージ。他の写真業界をみて、スポーツや報道カメラマンはちょっと違う気がして…。それらは作品というよりドキュメント。でも、自分がやりたいのは、どちらかというと作品づくり。だから、やっぱりブライダルの前撮りがいいと思ったんです。挙式撮影もすごく好きなんですけど、かなりドキュメンタリーに近いので当時は違うかなって。作りこんでいく写真の方が好きですね。

ギャップはありましたか

デコルテに対してはギャップはなかったですが、びっくりしたのが「こんなに結婚する人がいる」ってこと。すごくびっくりしましたよ。全くウェディング業界に知識がなかったので、1ヵ月に200組やると、「ええ!?」ってなりました。

飛び立ちたい!カメラマンとしてみる世界

今後やりたいことはありますか

外国に行ってみたい。自分がカメラマンとして生きる中で、やっぱり「やりたい」ことをやりたい。その1つがアメリカで撮影すること。僕はアメリカがすごく好きなんです。ヨーロッパよりもアメリカ。例えばニューヨークで写真が撮りたい。すごく大きいビルもあるし、西海岸、L.A.よりもニューヨークのような都会的なところで撮りたい。それが今一番やりたいこと。実際、社長からは「とりあえずやってみろ」と言われています。「やってみろ」というのはお客さんをつかまえろっていうことなんですけどね。だから「新婚旅行はどこに行くんですか」とか必ず聞いています。チャンスを掴んで何とか行きたい!

こんなんええ仕事でええの?

デコルテにいたらそれが叶えられそうですか

叶いそうですね。それがフリーカメラマンや他の会社とは違うところ。社長も怖そうだけどめちゃいい人で、良さそうな案にはすごく目を向けてくれる。やっぱり良い写真撮ったら褒めてくれます。多分、他のフリーカメラマンだと外国に行くとか、そんなことそうそう出来るもんじゃない。だけどそれが出来るのがこの会社にいる良い特権。自分が頑張ってそういう取り組みをすることも会社としてはプラスになる。全力で好きなことをさせてくれる会社だからとても面白い。前の仕事と比べたら働き心地が全然違います。何よりも“働いている”っていう意識があまりない。逆に、趣味と仕事が一緒という感覚。写真加工や技術を磨くのは終わりがないし、正解がないし、ゴールがないので永遠にやり続けられる。それが唯一仕事と趣味を一緒にしてよくないことと思いますが、あとはもう、本当にいいことばかり。ロケに行く車の中で、「今から写真撮りに行ける!」って思いながら「こんなええ仕事でええの?」という感じ。好きなところで好きな写真を撮るのも魅力の1つですけど、そんな風に大好きな写真を撮って、お客さんがすげーって言ってくれて、それが“仕事”!みたいな。なんて素敵なんだろうと思います。

仕事の中で心掛けていることは

自然な笑顔。 “もう自然にそうなりました”という表情が一番いい。もちろんポーズの指定をした写真も撮りますが、それはほんの1~2割。あとは自然な二人を撮ると、本当に自然な表情になる。要は“自然体”が大事。で、なおかつ“めちゃくちゃ綺麗”であること(笑)。あとは、やっぱり皆が見たことない写真を撮りたい。プロカメラマンである皆が「すげえ!」となるような。だから撮影の中でも何枚かだけ、自分のチャレンジだったり、撮りたいことを形にするカットを必ず作るようにしています。今はネットで全世界の写真も見れる時代だから、色んな写真が溢れていますが、そんな世界の中でも見たことのない写真を撮りたい。それに毎日チャレンジし続けたいですね。

創造は突然に

インスピレーションはどこから

どんな写真を撮るにも、イメージがないと「こうポーズして」と言えないんですね。“創造”の引き出しを何個持ってるか。そのネタを得るためにやっぱりいろんな映像を見ます。写真もブライダルだけじゃなくていろんな要素を参考にします。例えばスポーツ写真とか。そこにもヒントはあります。もちろんパクるのではなくて、「あ、これどこかで見た」みたいな感じで。例えば、通勤中に音楽を聞いたらイメージが「ポンッ」と出たりとか。普通に歩いていても、雲が割れた中から一か所だけ光が差し込んでいるシーンがあれば「ここに、こういうのを立てたらカッコいいな!」とか。そういうヒントってあちこちに転がっています。別に常に意識しているわけではないですが、自然にそういうことを思っています。

写真って何ですか

他の人と違う写真を撮りたいとこととも繋がっているんですが、昔「ビックリマン」のシールを集めていたんですよ。あれって、集めだしたら良いシールをたくさん欲しくなる。人が持っていないのが出たら、「おお!」となる。それが欲しいのでお菓子屋に行って買って開けて、「うわっ!」となる。写真も全く一緒。ばしっと撮りました、で、見ました、で、その時に出てきた感動がすごく大きくて、「よっしゃ!」みたいな。それがめちゃ面白い。だから写真って、何よりも今楽しいことで、自分が一番大事なもの。自分で一番誇れるものでもあります。

一人ひとりがアーティストであり、自立している

店長としてはどうですか

僕が店長をしている神戸店は、スタッフは20人弱ぐらい。いろんなタイプのスタッフがいますが、僕の写真を見て意見を普通に言ってくれるスタッフが多い。「あんまり好きじゃないです」とか、「これは映らない方がいいです」とか。それが結構ありがたい。実際、スタッフと店長のコミュニケーションのあり方は店長のタイプによると思う。例えば、ワンマンな店長さんには、そういう意見は言いにくい。コントロールして、店全体のムードを上手につくっていくタイプの店長もいれば、自分はどちらかというと、それぞれに任せるタイプ。神戸店のスタッフが「神戸は牧場」って言ってくれる(笑)。飼い主が僕で、時間になったら門を開けて、終わったら帰って来てって言う人。なんかそういうイメージ。でも自分はそれでいいと思う。「お客さんに迷惑をかけない」あとは「売り上げを伸ばす」という大きな柱が二つだけあって、あとは一人ひとりがちゃんと考えて、それぞれの思う写真を撮って…。組織としてはふわっとしていますが、一人ひとりがしっかり自立した集団でいたい。そのほうがいろんな写真が生まれる。もちろん、ダメなことは言いますが。規則をつくるのと、自由にやってもらう丁度いい塩梅を模索中です。

店長としてよく言うことは

ふたつあります。ひとつは、「うちは、ただのアーティストの“グループ”」って教えています。「ただ集まっているだけ」と。フォトグラファーって、大げさにいうと“アーティスト”。ヘアメイクだったらヘアメイクのアーティスト。だから一人ひとりが意志をもって創造を働かせて行動しないといけないし、それが求められる仕事。ただ、同時に会社人でもある。だから会社としてやらないといけないこと(=お客さんに満足してもらうことと、売り上げを出すこと)をちゃんと考えなさい、と。これがふたつめです。神戸店は、お客様に対する気持ちはしっかり持っていますが、それぞれカメラマンの意志が強いので、店舗への意識はちょっと低い。だからよくそこを怒ります。もうちょっと店のことを考えてと。そのいい具合を探しながら、日々模索しています。

教育について

聞かれたことに対しては答えますが、写真を教えるのは難しい。技術は教えられるんですが。実際、店舗ではあんまり教えていないですね。もちろん、撮り始めたばかりのスタッフには、撮った写真を見て「ちょっと暗くない?」とかアドバイスはします。「これはお客さんには渡せない」とか。

ただ、全くの初心者は少ないです。自分みたいに趣味でやってた人がほとんど。神戸店には自分より上手な人も結構いるので、僕が教えるよりスタッフ同士で高めあうことも多い。あとはお客さんとの接し方を見ています。こんな感じだからほとんど怒りませんし、何でも聞きやすい環境にしようと思っています。

店長として、育てていきたいのはどんな人

やっぱり発信する人。例えばコンテストがあって「出す?」と聞いたら「出したい!」というタイプ。ある程度自己主張がある方が自分にとっても、会社にとっても面白い。そういうタイプばかりだと、まとめるのが大変ですけど(笑)。

「自信」って自分を信じるって書くんです

どんな人と働きたいですか

やっぱり写真の会社なので、「写真が好きな人」。あとは、喋ってて面白い人。面白くてネガティブじゃない人がいい。そういう人って、自信を持っているんです。ちょっとした誰にも負けないものを持っている。それが写真だったら尚更いい。写真に自信がある人は「負けたくない」って気持ちももちろん持っているし、自分の自信の裏付けとなっている経験や努力、人間関係を背景に持っています。別にそれがブライダルじゃなくて自分みたいに全然違う分野でもいい。むしろそういう色々な人がいることで、ブライダルの枠を広げるものが撮れると思う。今まで水中でしか写真を撮ったことがない人も入りましたし。ブライダルとは違う色をポンと投げるが入ってくると、また違う写真をみんなが撮り始めるかもしれません。要は、写真が好きで、何か自信を持っている人と一緒に働きたい。それはヘアメイクも一緒ですね。

最後に、デコルテをPRしてください

やりたいことが出来ます!…う~ん。ちょっと違うな。…うちは、アーティストの集団なんですね、イメージとしては。会社じゃなくて。この言葉に、「何!?」「ええ!?」ってなった人は楽しめる会社。やりたいことは出来ますけど、そのレベルがハンパないっていうか。自己中心的な「何でもできる」ところではなくて、高め合っていけるところ。だから自信がある人が来てくれたらいいと思う。その自信は写真に対してではなくても、「何も分からないけど飛び込んで、全部吸収して一番になる」みたいな強い意志を持っていたり、それが出来る自信。そういう意味の自信で、自分の可能性を強く信じている人、ポジティブな人。そう、飛び込める人って強い。そういう意志の強い人が来てくれたら、その人も面白いし、僕らも面白いなこいつってなる。やりたいことがある人にとってはものすごく恵まれている集団なので、ぜひそういう人に来て欲しいですね。

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